四季折々の変化に富む日本。人々はその移ろいを愛で、自然と共生し、その感情を「花鳥風月」「雪月花」などの言葉で賞賛してきました。日本人が自然との間に織りなす美意識は、今日まで多くの絵画や美術工芸、建築や庭園の意匠などにおいて表現されてきています。それらに内在するさびは、独自の優しさや華やかさを讃え、その風情は私達の心の原風景として静かに根付いています。「HANA Vol.Ⅳ」は、和紙や紗、じゅらく、雲母など日本の伝統技術から生み出される素材と幾重にも紙や素材を重ねた深みのある表現により、繊細で現代的な雰囲気を醸し出します。自然と一体になった暮らしを目指す、これからの生活空間を演出する壁装材です。